世界のランニング系ユーチューバーが絶賛!?ホカオネオネのリンコン2を履いて走ってみた
- 2020.07.25
- スニーカー ランニング
- HOKA ONE ONE, RINCON2
こんにちは。壮年留学生です。
5月に*毎日ランニングを開始して以降、着飾るために着用するスニーカーではなく、道具として使用するパフォーマンスランニングシューズに目を奪われる日々が続いております。
これまで履いていたナイキのフライニットレーサーのアッパーに穴が開いたことにより、新たな相棒探しに拍車が掛かったのは言うまでもありません。
さて、そんな最中私の心を掴んだ一足が今回紹介するHOKA ONE ONE (ホカオネオネ)のRINCON2 (リンコン2) でございます。今回はこのリンコン2で走ってみた感想もといレビューをお送りいたします。
*毎日ランニングの詳細については下記過去記事をご覧ください
なぜクリフトンやボンダイを選ばなかったのか
そもそもホカオネオネは好きになれなかった
ホカオネオネと言えば分厚いミッドソールでふかふか履き心地が特徴。それでいて軽量でスピードも出しやすいということで様々なランナーに愛されています。
更に、その履き心地の良さとボリュームのあるフォルムはファッション業界からも注目され、ここ数年、いくつかのアパレルブランドとのコラボレーションシューズも発売されてきました。
私も履き心地の良さについては友人から聞いてはいたのですが、やはりどうもその見た目が好きになれず、購入を考えたことはありませんでした。
海外のランニング系ユーチューバーがホカオネオネ、もとい初代リンコンを絶賛
そんな履かず嫌いの私を背中を押したのは、自分に合うランニングシューズを探そうとYoutubeを徘徊していたときに発見した海外のランニング系ユーチューバーでした。
まあどのチャンネルを見てもホカのリンコンがべた褒めされてまして。怪我のリスクを減らすクッション性と、ペースを上げたいときには気持ちよくスピードに乗れる設計が両立されていることがどのチャンネルでも語られています。
デイリートレーニングにも、スピードトレーニングにも対応できるオールラウンダーといったところでしょうか。
1~2か月ほど前に上記動画を見て、「これは買わねば!」と思ったものの、時すでに遅し。初代リンコンはほぼ完売。当時既に発売が噂されていた2代目リンコンを待つことにしました。
まだかまだかと待っていたところ、いつの間にかカナダの公式ウェブページに商品ページが開設されていました。発売直後だからとのんびりとページを眺めていたのですが、他のカラーリングでは既にマイサイズが完売していることが発覚。売り切れる前にと思いすぐに購入手続きを済ませました。
ちなみに購入価格は日本円換算したところ13,000円ちょっとでしたので、国内定価より少しだけ安く購入できました。クリフトンやボンダイに比べてリーズナブルな価格なのも購入のポイントになりました。
好評価だった初代リンコンからのスペックの変更はほぼなし
前作と同じミッドソールとアウトソールを採用
ここからはスペックとその履き心地について解説していきます。見た目には前作とほとんど変わりがないように見えるリンコン2。それもそのはず、ミッドソールおよびアウトソールは前作と全く同じものが採用されています。
ラバーの使用を摩耗が激しい箇所に絞り、ミッドソールのEVAスポンジがアウトソールの大部分を兼任するデザインです。これによって非常に軽量なシューズに仕上がっています。一方で耐久性は期待できない印象。
ソールの厚みは、ヒール:29mm フォアフット:24mm。クリフトン等と同じくドロップは5mmということになります。
安定性を見直されたアッパー素材
前作から変更されたのはアッパーの素材とその安定性です。先だって紹介したユーチューバーの一人であるThe Ginger Runner氏によると、リンコン2で採用されているアッパー素材は、前作に比べると通気性が損なわれているそうです。
メーカーホームページによると、前作に比べてアッパーの安定性を強化しているのだとか。ヒールからサイドにかけて貼られている樹脂プリントもその一端を担っています。
見た目に反した驚きの軽量性
メーカーホームページによると、リンコン2の片足あたりの重量は218g (27cm) だそうです。数字だけですとあまりピンとこない方も多いかと思うのですが、私の場合、箱からリンコン2を取り出した瞬間に「軽っ!!」と思わず声に出してしまうほどの軽量性でした。
これまで履いていたナイキのフライニットレーサーはむしろリンコン2よりも軽いはずなのですが、それでもその軽量性に驚くほどでした。視覚で得る情報がボリューミーで重そうな印象を与えてくるのに対し、実際手に取ると羽のように軽いので、そのギャップに驚いてしまったのかもしれません。
リンコン2を履いて走ってみた!
ということで先ほど走ってきました。
リンコン2もやっぱりふわっふわのクッショニング
走り出した直後に「うわぁ」と言ってしまったほどのふわっふわでふっかふかのクッショニングでした。過去にホカオネオネを履かれていた方にとっては驚くことではないとは思うのですが、私にとってはこのリンコン2が人生初のホカのランニングシューズだったのでそのソフトな感触に度肝を抜かれました。
以前まで時々感じていた足裏やかかと周りの痛みも発生することもありませんでした。距離はともあれ毎日走ることを目標としている私にとって、怪我によってそれが途切れてしまうことが最もつらいことです。ですので怪我のリスクを減らしてくれそうなリンコン2のソフトなクッショニングは頼もしいポイント。
ホカのクッショニングの解説にあたり、「マシュマロのような・・・」という形容を目にしたことがありますが、履いてみてなるほど、たしかに的確な表現だなと思いました。
しかしながらクッショニング、ソールの安定性、アッパーのフィット感等々、以前まで履いていたフライニットレーサーとあまりにも履き心地が違うため、最初の1~2kmは少々足が出にくいというか、慣れない感覚に戸惑ってしまいました。
これがメタロッカーシステムの効果なのか!?思ったよりスピードが出ていた件
前述した通り、走っている最中の私の感覚としては足が前に出ていないというか、地面が蹴れてないというか、なんとなくスピードに乗れていない感覚が頭の中にありました。
大体5分30秒/kmぐらいのペースかなーと思っていたところ、アプリから聞こえてきたタイムは予想よりも速いタイムでした。走れてる感覚がないのに実は走れてるというこれまで味わったことのない現象が起こりました。
ホカオネオネの代表的なテクノロジーのひとつにメタロッカーテクノロジーというものがあります。これは、アウトソールの形状をゆりかごのような緩やかなカーブを描く形状にすることで、走行時の足運びをサポートする機能を指しています。そしてこのテクノロジーのメリットのひとつとして「自然な体重移動で効率的なランニング」というものが公式ホームページ上で挙げられています。
定かではありませんが、前述した私の不思議な感覚も、この機能によるものなのかもしれません。
若干熱はこもりやすい感覚
紹介したユーチューバーの方の中にも通気性を懸念される声がありましたが、その感覚は私もありました。本日の外気温は30度ぐらいと暑い日ではありましたが、これまではあまり感じたことのない足元の熱のこもり方でした。とは言え及第点ぐらいの通気性は確保されていると思います。
まあ以前まで履いていたフライニットレーサーがアッパーのそこらじゅうから靴の内部が確認できるほど通気性が考慮された素材だったので、それとのギャップによってより熱を感じてしまったのかもしれません。
リンコン2のフィット感、サイズ感について
フィット感は良好。走行中の踵が抜ける感覚やブレはほとんどありませんでした。内部のつま先部の幅はソールのボリュームから想像するほど広くありませんので、足幅が広い方はサイズ選びには注意していただきたいところ。
私の場合、リンコン2は27.5cmを履いて快適に走れています。
参考までに私が履いている他の靴のサイズを以下に記載しておきます。
ニューバランス M990V4・・・27.5cm
アディダス スーパースター・・・28.0cm
ナイキ KD11・・・28.0cm
ナイキ コルテッツ・・・28.0cm
ナイキ エアフォースワン・・・27.5cm
まとめ
リンコン2についてご紹介してきました。私にとって初めてのホカオネオネのシューズということで、最初の数kmは少々戸惑いましたが、明らかに衝撃から足を守ってくれているソフトなクッショニングに心惹かれました。
おそらくフライニットレーサーはもうランニングでは履かないと思います。リンコン2を履いてからあの薄底でストイックなシューズに戻るのは少々怖いです。あと穴開いてますし。
このシューズの真価や少々心配な耐久性などはもう少し履き込んでみないと見えてこないと思います。リンコン2で100kmを走り終えた暁には、再度またレビュー記事を書かせていただこうと思います。(公開済み/下記リンクよりご覧ください)
最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございました。
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