さよならコロナ太り。30日間毎日ランニングを続けてみて気が付いたこと。

さよならコロナ太り。30日間毎日ランニングを続けてみて気が付いたこと。

こんにちは。壮年留学生です。

今回はランニングを30日間連続で行ってみて気がついたことを皆さんに共有させていただこうと思います。

当方、開始当初は5分走るだけで膝が痛くなっていたほどの非常にレベルの低いランナーですので、これからランニングを始めようと思っている初心者の方や、以前走っていたけど長続きせずに辞めてしまった人向けに有益な情報をお伝えできればと思います。

毎日ランニングの開始当初は外出自粛による筋力低下と、まだ寒い時期(カナダは5月でも気温一桁の日がある)だったこともあって全然楽しく走れなかったのですが、今となっては走らずに一日を終えることができないほど習慣化することができています。

毎日ランニングを開始した理由

その1 コロナ太りがいやだ

そもそものきっかけはコロナウイルスの世界的な流行によってスタートした外出自粛生活でした。きっとこの期間中に太ってしまった方も多いはず

こちらカナダにおいても、3月中旬にカレッジの授業がオンラインに移行してからというもの、食料品の購入以外での外出がなくなりました。片道1時間弱かけていた通学や、週2回は行こうと決めていた学内のジムでのトレーニングもなくなり、一日中ほぼ座りっぱなしという生活です。

が、不思議なもので食欲はそれほど落ちないんですよね。間食が増えてむしろ自粛生活以前より食べているのではないかと思うほど。

1週間がするころには下っ腹がぷにぷにと愛らしいビジュアルに変化してきました。

その2 授業のオンライン化により時間めっちゃある

ウェブ授業がスタートしたことで、一日あたりの余暇時間が増えたことがランニング生活を開始した第二の理由です。

家とカレッジの往復にかけていた2時間が丸々浮き、更にそのための身支度の時間が削減できたことでトータル3時間ぐらいが創出できています

要するに暇な時間が増えたんですよね。もちろん授業やら課題の準備にあてたりもするのですが、そう長く集中力は続かないもの。加えて、家でじっとしていると身体を動かしたい衝動に駆られたものですから、勉強がひと段落したら外に出て走りに行くというリズムをつくりました。

その3 新しいスニーカー(ランニングシューズ)を買うことの正当化

こう外出する機会が減ると、履きもしない新しいスニーカーを買うことに後ろめたさを感じちゃうわけですが、ランニングのためっていうのなら話は別ですよね。仕方がないですよね。本当は買いたくないけど、買うしかないですものね

冗談はさておき、ランニングを継続するにあたって自分の足に合ったシューズを選ぶことは快適に走るために大事なことだと思います。お気に入りのシューズに履き変えるだけで走ることが格段に楽しくなったりします

現在は2016年に購入したフライニットレーサーを履いてランニングをしています。

つまさきにちょっとだけ穴が開いてきました。(筆者私物)

これ、かさばらなくて旅行時の2足目にぴったりなんですよね。現地を走りたくなったときにも使えますし。カナダに来てからも主にジムで着用するシューズとして活躍してくれていました。

とまあ持っているスニーカーの中では出番が多く、けっこう傷んできてます。なのでこのフライニットレーサーについては履きつぶすまで履いてやろうと思っています。そしてその暁には最新のランニングシューズを購入してやるぞと、そういう魂胆です。

勝手に決めた毎日ランニングのルールと注意点

その1 毎日続けられる距離を走る

毎日(雨天含む)続けられることを優先しているため、距離は短くてもOKということにしています。

長い距離にしちゃうとその分時間もかかるし翌日に疲れを持ち越しやすいので、「あぁ、また今日も走りにいかなきゃ…」といった具合にランニング自体に億劫になる気がします。

とまあそれらしいことを書きましたが、私のように走力がない人は気張って長い距離を走るよりも、気持ちよくランニングを終えられる程度の距離で楽しむのが継続のポイントなのではないかと思います。

その2 人通りの少ない道を走る

コロナウイルスの感染者数はピーク時よりは落ち着いてきたとはいえ、まだ油断はできない状態。ソーシャルディスタンスを確保する意味で、人が集まる商店が面する大通りを避けたコースを走るようにしています。

また、暗い時間となると視界が悪く、転倒の危険性もあるので明るい時間帯にスタートしています。この時期のトロントは20:30ぐらいまでは陽が出ているのがありがたいところ。

特に女性の方は思わぬ事件に巻き込まれないためにもその点ご注意いただけるといいかと思います。

その3 スマホ向けのアプリを使って自分の成長過程を記録する

ランニングを開始した初日と30日後では体の軽さが全く異なり、明らかに自分が成長していることを実感できると思います。その過程を数値化してくれるランニング用のアプリの利用は日々のモチベーションアップにも寄与してくれます。

こちらは私のランニングのデータを記録したアプリの画面です。30日ランニング開始初日の2020-5-01に走った距離はわずか2.01km。膝が痛くて1kmを過ぎたぐらいからまともに走れなくなっていました。5分38秒かけて1kmを走っていることも確認できます。筋力と体力のあまりの低下具合に悲しくなったことを思い出します。

一方こちらは5月末頃のランニングの記録。走行距離を4kmまで伸ばしていますが、膝の痛みは皆無。スピードも1kmあたり5分10~20秒まであげることができました。最終的な5月の合計走行距離は110.6kmとなりました。

ちなみに私が使っているのはナイキが無料で配信しているこちらのアプリです。

Nike Run Club
Nike Run Club
開発元:Nike, Inc
無料
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毎日走ることのメリット

専門家のブログを見ると「毎日走るのはNG」という内容のものが圧倒的に多いので胸を張って推奨することはできません。ですので毎日ランニングの実施は自己責任で行っていただきたいとは思うのですが、個人的にはメリットがゼロというわけではないと考えています。

メリット1 走ることが当たり前になってくる

「朝一杯のコーヒーを飲まないと一日が始められない」だとか、「寝る前に歯を磨かずにベッドに行くなんてありえない」というような方はけっこういらっしゃると思います。それらの行動がルーティン化しているからやらないと気持ち悪いんですよね。

これと同じように、毎日走ってると走ることが習慣化してきます。そうなったらこっちのもので、走らずに一日を終えることができなくなります

さようなら、サボる自分。

メリット2 月間100km達成が比較的容易(な気がする)

月間走行距離100kmの達成は多くのファンランナーにとって最初に目指す目標値ではないでしょうか。

10kmを10回走るのか、5kmを20回行うのか、100kmまでの距離の刻み方は様々かと思います。

前述した2020年5月のアプリ画面にもある通り、2020年5月に月間100kmを達成しました。

実はこれは人生二回目の達成でして、初めて達成したのは10年近く前まで遡ります。

そもそも走ることは以前からけっこう好きだった私。20代の頃は10km~ハーフマラソンぐらいのレースにエントリーしたりもしていました。

当時は週に3~4回以上走らないと気が済まず、時には仕事の付き合いでお酒を飲んだ後ですら走っていました(飲酒後のイカれた体調で練習することがレース後半の粘りに繋がると信じていた)。

しかし、そんな当時ですら月間100kmの達成は難しかったと記憶しています。

当時は5~10kmを4分30秒/kmを切るスピード(そんな速さで走っていたことが今では信じられない)で練習をしていました。ただそういう走り方をしていると翌日に疲れが残って走れないんですよね。また、残業を終えて帰宅した後に「よし、10km走るぞ!」と気合を入れるのもなかなか難しいわけで。

上記の経験から、毎日ランニングの方が肉体的にも精神的にも楽に月間100kmに達成できるように思っています。

こんにちは、月間100kmをさらりとこなす自分。

メリット3 お酒がうまくなる

ネタ切れです。でもメリットが二つだけで終わるのは気持ち悪いので最後にこれを入れさせてください。

私は大体20時頃に走るようにしているのですが、走り終わった後は決まってお酒が飲みたくなります。ランニング終了後は缶ビールを冷蔵庫から冷凍庫に移し、シャワーを浴びます。

そして部屋に戻って寝る支度をしながらきんきんに冷えたビールを飲みます。

何もしてないのにお酒を飲むのは後ろめたさがありますが、走った日はなんだか飲酒を許可されたような気分になりませんか?

結果的にほぼ毎日飲むことになりました。

暑い日は氷を浮かべたハイボールもうまいんだ。

まとめ 新しいことを始めて習慣化させるチャンス

食事や歯磨き等を除いて、1カ月間毎日続けられたことって人生を振り返ってみても数えるほどしかないような気がします。

最初に申し上げたように、外出自粛による余暇時間が創出されたことが30日間継続できた最大の要因だと思います。

当初は不便と感じていたオンライン授業にも慣れてきており、むしろこちらの方が時間と体力を有意義に使えているような気さえしています。

ランニングに限らず、新しいことを始めるには良いタイミングなのかなと思います。以前と全く同じ生活が戻ってきたとしても、変わらず継続できるように生活の一部にさせておきたいものですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。