コービーが現役時代に着用していたバッシュをまとめてみる ~スニーカーフリーエージェンシー編~

コービーが現役時代に着用していたバッシュをまとめてみる ~スニーカーフリーエージェンシー編~

画像引用元:essentiallysports.com

こんにちは。壮年留学生です。

さて、コービーが現役時代に着用していたバッシュを追いかける記事も今回で第三回目を迎えます。前回までは2000年代序盤にシャックと共に築いたレイカーズ王朝と、それを支えたアディダスのシューズについて振り返ってきました。

今回はアディダスとの契約を解消した直後にあたる02-03シーズンの着用シューズについて追いかけていこうと思います。

前回の記事は下記からどうぞ。

02-03シーズン:スニーカー史に残る伝説的なシーズン

2002年のオフに行われたと言われるコービーとアディダスとの契約解消には、向こう1年間の他のスニーカーブランドとの契約を禁ずる条項が含まれていました。そのため、コービーの02-03シーズンはスニーカーフリーエージェンシーと呼ばれる、どのスニーカーブランドにも属さない状態となりました。

通常、NBA選手、ましてやコービーのようなスーパースターが特定のシューズブランドと丸1年間も契約せずにプレーすることは非常に稀なことでした。この出来事はブランドにとってコービーと契約できるまたとないチャンスとあり、各メーカーから様々な彼専用のカラーリングのシューズが用意されることになります

NIKE(ナイキ):AIR FORCE 1 (エアフォース 1)

2002年夏にNYはハーレムにあるラッカーパークで行われたサマーリーグ、EBL (Entertainer’s Basketball Classic)に参戦するコービー・ブライアント。
画像引用元:facebook.com/BRkicks

まず最初にご紹介するのはナイキの大定番スニーカー、エアフォース1(AF1)です。02-03シーズン開始前の2002年夏、AF1を履いたコービーはニューヨークのラッカーパークで行われたサマーリーグに参戦。チームをリーグ三連覇に導いたスキルで会場にいた全てのプレーヤーを圧倒します。

トップリーグのスーパースターとそれ以外のプレーヤーとの圧倒的な実力差を見せつけています。
これに限らず北米で開催されるサマーリーグでは格安、ないし無料でNBA選手のプレーが見れるとあり、多くのファンが押し寄せます。
今年はコロナウィルスの影響で開催には至っていませんが、昨年まではこちらカナダ、トロントにおいてもドレイク主催のサマーリーグが開催されていました。カナダや他国のプロリーグで活躍する選手に加え、NBAからはシャイと当時ドラフト指名直後のニッケルの、アレクサンダー兄弟が参戦していました。
あんな至近距離でNBA選手のプレーを見られることなんてまず無いので、また機会があれば観戦したいなと思う次第です。

さて、サマーリーグを経て迎えたNBAのシーズンでもコービーがAF1を着用していたことが確認されています。

レイカーカラーがかっこいい一足。奇しくもアディダスとの契約解消後、初めて公式戦で着用されたPEカラーがこのAF1でした。
画像引用元:sneakernews.com

ちなみに以前AF1に関する記事を書いています。私の小さなブログ内では人気の記事ですので興味のある方は下記からご覧になってみてください。

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド):AIR JORDAN 11 (エアジョーダン11)

エアジョーダン11 コンコルドを履いてプレーするコービー
画像引用元:sneakernews.com

続いて紹介するのはジョーダンブランド史上最高の一足に数えられるエアジョーダン11 (AJ11) コンコルドです。コービーはプレシーズンから02-03レギュラーシーズンの序盤まで数回にわたってAJ11 コンコルドを着用していた模様。ジョーダンに類似するプレースタイルも相まって非常によく似合っていますね。

NIKE (ナイキ):スニーカーファンにあまり知られていない2足、Air Max Elite (エアマックスエリート)、Zoom Turbine (ズームターバイン)

エアマックスエリート(左)とズームターバイン(右)
画像引用元:sneakernews.com

さて、スニーカーファンにおなじみのシューズに続いては少々マイナーかつPEカラーでもないシューズのご紹介です。画像左側で着用しているのはフルレングスマックスエアが搭載されたエアマックスエリートです。比較的サイズのあるフォワード~センター向けのモデルであったと記憶しています。

一方、画像右側で着用しているのはズームエアをフルレングスで搭載したズームターバインです。こちらはフライトカテゴリーの一足として発売されており、ガードプレーヤー向けのセットアップ。当時を代表するゲームメイカーであるジェイソン・キッドも着用していた時期がありました。全面エナメルのアッパーとシューレースが隠れるデザインが印象的な一足です。

フライトターバインについては中学生だった頃に自チームのメンバーを始め、他の学校のプレーヤーにも着用者が多かった気がします。すっきりとしたデザインと軽量性が学生にも人気だったように思います。

CONVERSE (コンバース):Weapon (ウェポン)

往年のレイカーズと言えば、なカラーリングのウェポン。オリジナル版の発売は1986年と02-03シーズンに着用したシューズではAF1に次いで古いモデルを着用。
画像引用元:sneakernews.com

コービーは80年代にレイカーズの一員として5回のリーグ制覇を達成しているレジェンド、マジック・ジョンソンが着用していたことでも有名なコンバースのウェポンも着用していました。コービー加入以前の強いレイカーズを築いた伝説的プレーヤーであるマジックを連想させるシューズから、コービーのレイカーズに対する愛が感じられるように思います。

何年か前にコンバースジャパン企画でウェポンが復刻された際にレイカーカラーのウェポンハイの発売を期待したのですが、残念ながらブラックとグリーンの2色展開で終わってしまいました。レイカーカラーが発売されたら是非履いてみたいものです。

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド) :AIR JORDAN 17+ (エアジョーダン17+)

PEカラーではなく市販されていたカラーリングを着用
画像引用元:sneakernews.com

続いてはジョーダンのナンバリングシリーズの中でもマイナーなエアジョーダン17+です。17といえばシューレースカバーや付属品のジュラルミンケースが印象的でした。が、17+ではいずれも省略されての発売でした。画像左のカラーリングは何年か前に復刻されていたように思いますので、リセールショップを探せば状態のいいものが購入できるかもしれません。

Reebok (リーボック):Question Mid (クエスチョンミッド)

コービーの02-03シーズンは後に契約することになるナイキ、もといその傘下のジョーダンブランドを着用することがほとんどでした。そして、当時から現在に至るまでバスケットボールシューズ市場において支配的なシェアを誇っているナイキに次いで本人が頻繁に着用していたのがリーボックのクエスチョンミッドです。

チームカラーであるパープルをトゥ部分に施したPEバージョンのクエスチョンミッド
画像引用元:sneakernews.com

このクエスチョンミッドについては複数のコービー専用カラーに加え、インラインのカラーリングも着用していたようです。本人も気に入っていたということでしょうか。

左のカラーリングは97年にもリリースされていたカラーリング。右側は完全なプレーヤーエクスクルーシブ仕様のカラーリングです。このイエローがまぶしいクエスチョンについては2020年に発売の噂がありましたが、残念ながらキャンセルとなっています。
画像引用元:sneakernews.com

リーボックのクエスチョンミッドといえばコービーと同じく、1996年のドラフトで1位指名を受けたアレン・アイバーソンのルーキーシーズンのシグネイチャーモデルとして知られています。彼らは同期入団なだけでなく、2001年のNBAファイナルで互いにチームを代表するエースとして対峙しています。また、キャリア最初の、シクサーズをLAに迎えた対戦前には二人で食事に出かけていたりと、公私共に交流があったようです。

また、去る2020年8月24日、Mamba Day(マンバ デー)にはアイバーソンからコービーに宛てた手記(全英語)が公開されています。私の推測でしかありませんが、この手記を読むとコービーが単にクエスチョンミッドの履き心地を気に入っていただけでなく、彼とアイバーソンとの交友関係もまた、このシューズを選ぶ一因だったように思えてきます

こちらはオールブラックのクエスチョンミッド(画像左)とホワイト/シルバー(画像右)のシンプルなカラーリング。昨年から今年、2020年にかけてクエスチョンミッドの復刻が相次いています。当ブログでご紹介したダブルクロスと呼ばれるカラーリングに加え、つい先日はオリジナルに近いカラーリングのホワイト/レッドも復刻されました。
この流れに乗って是非とも上記のいずれかのカラーリングも復刻していただきたいものです。
画像引用元:sneakernews.com

Reebok(リーボック):Answer 4 (アンサー4)

盟友アイバーソンの第5シグネイチャーモデル、アンサー4を着用するコービー
画像引用元:sneakernews.com

クエスチョンに引き続き紹介するのは、こちらもアイバーソンのシグネイチャーモデル、リーボックのアンサー4です。クエスチョンミッドと並び、アイバーソン本人から特別なモデルであると語られるモデルです。

このモデルは2001年のNBAファイナルでコービーとの対戦時にアイバーソンが履いていたシューズとして有名です。結果はご存知の通りレイカーズが4-1でシリーズを制覇。しかし、アイバーソンにとってはファイナル進出に加え、シーズンMVPを獲得した際に着用していたシューズということで特別な存在になっているそうです。

コービーの足元を飾ったアンサー4はもちろんPEカラーの特別仕様。画像左側のカラーリングについては海外で復刻され、一部のショップではセール価格で販売されていたことを思い出します。現在は他のコービー着用モデル同様、価格が高騰しています。

AND1 (アンド1):Game time mid (ゲームタイムミッド)

コービーはこのシーズン、2000年代前半に一世を風靡したバスケットボール専門ブランド、AND1のバッシュも着用していました。

AND1のゲームタイムミッドを着用するコービー。
画像引用元:sneakernews.com

このゲームタイムミッドの他にもDesire Mid (デザイアミッド)という足首部にストラップのついたモデルも着用していました。いずれもブランドロゴを強調しすぎないすっきりとしたデザインがかっこよかったのですが、なにせどれも重たかった印象があります。タイチミッドなんかは軽量で履きやすかったのですが。

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド):AIR JORDAN 7 (エアジョーダン7)

何と言ってもたくさんのコービー専用カラーが用意されたのがジョーダンブランド。専用カラーは02-03のシーズン中盤から登場し始め、多くのファンを魅了しました。

レイカーズのアウェーカラーのAJ7。右側の画像ではマイケル・ジョーダンと一緒に写っていますね。
画像引用元:sneakernews.com

こちらはホームのカラーリング。いずれも甲乙つけがたいかっこよさです。
画像引用元:sneakernews.com

エアジョーダン7と言えば1992年に登場し、マイケル・ジョーダンのオリンピック優勝と2度目のリーグ制覇を支えた一足です。コービーが着用していた02-03シーズンから数えてもオリジナルの発売は10年前ということになりますが、コービー自身は全く問題なくプレーできていたようです。

ちなみにこのシーズンのコービーのスタッツは試合平均アシスト5.9、同リバウンド6.9 (キャリア最高)、そして得点で30.0と、キャリアで初めて得点を30点台に乗せたシーズンでした。他にも1試合で12本のスリーポイントを沈めたり、2003年2月の平均得点を40点台に乗せるなど、その得点力に更に磨きをかけたシーズンとなりました。

しかしチームとしては5位シードでプレーオフに進出するも、西カンファレンスセミファイナルで敗退しており、前年までの三連覇と比べるとその成績を落としてしまっています。

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド):AIR JORDAN 3 (エアジョーダン3)

エアジョーダン3もまた、コービー専用カラーが存在するエアジョーダンとして知られています。

象徴的なエレファントパターンに差し色にパープルとイエローを入れた美しい仕上がりです
画像引用元:sneakernews.com

こちらは2003年のオールスターゲームでの一コマ。コービーはエアジョーダン3のトゥルーブルーと呼ばれるカラーリングを着用。ブルーのミッドソールとライニングに加え、タンには赤色のジャンプマンロゴが配されており、この年のユニフォームとマッチしていますね。
画像引用元:sneakernews.com

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド):AIR JORDAN 6 Low (エアジョーダン6 ロー)

さて、続いては後のナイキのコービーシリーズとリンクするロートップのエアジョーダン6 です。

オリジナルには存在しなかったロートップのエアジョーダン6を着用するコービー。カラーリングはクロームと呼ばれる黒を基調のモノトーンのカラーリングがシックなモデルです。当時ロートップはカジュアルユースのシューズなのかなと思っていましたが、今や競技用バッシュのメインストリームになっていますね。ローカットシューズの隆盛の歴史については以前の記事にも記載しておりますのでご興味のある方は上記リンクからご覧になってみてください。
画像引用元:sneakernews.com

JORDAN BRAND (ジョーダンブランド):AIR JORDAN 8 (エアジョーダン8)

コービーはクロスストラップを搭載したエアジョーダン8も着用していました。このPEカラーもめちゃくちゃかっこいいです。

この画像を見る限り、コービー自身はストラップを緩めて着用していたようですね。
このレイカーズのホームカラーをあしらったエアジョーダン8と先ほど紹介したエアジョーダン3は(Kobe Pack) コービーパックという名で2016年に一般市場向けに極少量販売されています。ポートランドに旅行に行った際に現地のリセールショップで見かけました。ガラスケースの中に展示されていたそれらはとても手が出ない価格で販売されていましたので写真だけ撮らせてもらい、その場を後にしました。
画像引用元:sneakernews.com

こちらがショップに展示されていた実物です。Stock X等を確認していただくとその取引価格の高さを確認していただけるかと思います。
撮影:筆者

プレイヤーズエディションだけでなく、一般発売されていたカラーリングのエアジョーダン8も着用していたコービー。その画像がこちら。

先ほど紹介したエアジョーダン6同様、クロームと呼ばれるカラーリングです。2016年に復刻された際に、私も購入しています。服に合わせやすいカラーリングもさることながら、購入の決め手になったのはやはりコービーが着用していたことです。残念ながら現在は実家に眠っているのですが、帰国した際には必ず足を通したいと思える一足です。
画像引用元:sneakernews.com

02-03シーズンのスニーカーフリーエージェンシーを経て、コービーはナイキと契約を結びます。続く03-04シーズンはご存知の通り準シグネイチャーモデル的な位置付けのハラチ2K4を中心に着用していくのですが、それ以外にも引き続き面白いPEカラーのモデルやエアジョーダンシリーズを着用しています。

次回はそんなナイキとの契約直後のコービーの足元を追いかけていこうと思います。(公開済み)

次の記事は下記からどうぞ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

[Bibliography]

Schlemmer, Z. (2016, March 03). Kobe Bryant’s 20 Year Sneaker Legacy – Part 2: Sneaker Free Agency. Retrieved from https://sneakernews.com/2016/03/03/kobe-bryants-20-year-sneaker-legacy-part-2-sneaker-free-agency/

Kobe Bryant. (2020, August 15). Retrieved from https://en.wikipedia.org/wiki/Kobe_Bryant