ラストダンスだけじゃない!バスケ&スニーカー好きにおすすめのNetflixドキュメンタリー5選
画像引用元: foxsports.com
こんにちは。壮年留学生です。
現在世界中で実施されているロックダウンとおうち時間。
こちらトロントにおいても1か月半にわたって自宅に籠る生活を行っています。
ゴールデンウィークに突入してはいますが、今年はひたすら自宅待機という方が多いのではないでしょうか。
そんな時間を持て余した皆様に向け、本日は私の独断で選んだスニーカーファンとバスケファンに向けたおすすめネットフリックスのドキュメンタリー5選を紹介させていただきます。
- 1. 2020年で最高のスポーツドキュメンタリー? マイケルジョーダンの「The Last Dance」
- 2. あのスニーカーにそんな背景が!「Abstract: The Art of Design」で伝説的スニーカーデザイナー、ティンカーハットフィールド氏の頭の中を覗いてみる
- 3. アメリカ先住民をルーツを持つ高校生たちのバスケットボールドキュメンタリー「BASKETBALL OR NOTHING」
- 4. 史上最高のダンカーと名高いビンスカーターがトロントの街に残してくれたもの 「THE CARTER EFFECT」
- 5. 刑務所にあるバスケットボールチーム!?しかもめちゃめちゃレベル高いです。「Q Ball」
- 6. まとめ
2020年で最高のスポーツドキュメンタリー? マイケルジョーダンの「The Last Dance」
バスケットボール神様の6度目のNBA優勝までの軌跡を描く
ラストダンスは2020年4月に配信が開始された、バスケの神様、マイケルジョーダンがNBAにて6つのチャンピオンリングを獲得するまでの軌跡を追いかけたドキュメンタリーです。
当ブログにおいてもエピソード1,2における本人の着用シューズについて紹介させていただきました。
全10話の内、2020年4月27日時点で4話目までが公開されており、5月18日に最終話が公開予定です。
新旧バスケファンおよびスニーカーファンの必修科目!
マイケルジョーダンはGOAT (Greatest Of All Time /ゴート) と形容され、文字通り史上最高のバスケットボールプレーヤーとして全世界に知られています。
スニーカーファンにとって、最も人気の高いスニーカーの一つであるエアジョーダンシリーズも、もともとはマイケルジョーダンの専用モデルとして誕生したバスケットボールシューズです。
世界中に多くのファンをもつマイケルジョーダンですが、そんなファンであっても知らなかった事実や当時の感情を本人自ら語ってくれるこのドキュメンタリーは全世界のバスケファン、スニーカーファンの必修科目と言えるのではないでしょうか。
あのスニーカーにそんな背景が!「Abstract: The Art of Design」で伝説的スニーカーデザイナー、ティンカーハットフィールド氏の頭の中を覗いてみる
ナイキのレジェンド、ティンカーハットフィールド氏とは?
続いては数々の有名デザイナーの作品とその誕生の背景に迫ったプログラム、アブストラクト アートオブデザインです。
このうちの1つのエピソード(シーズン1のエピソード2)が、ナイキのシューズデザイナーで、数々の人気スニーカーを世に送り出してきたティンカーハットフィールド氏のエピソードになっています。
エアジョーダン3以降のシリーズを始め、エアマックス1、エアトレーナー1など、スニーカーヘッズであれば一度は履いたことがあるであろう名作の生みの親がティンカーハットフィールド氏です。
作中では彼が今までデザインしたスニーカーの誕生の背景について語られており、スニーカーファンにはたまらない内容となっています。
マイケルジョーダンとティンカーがエアジョーダンシリーズの裏話について語るシーンなんかも見ることができますよ。
また、サーフィン、ジョギング、ピアノ、スケボーに興じる彼の日常についての描写もあります。
多趣味であることも伝説的デザインの要素になっているのかもしれませんね。
名作スニーカーの興味深い裏話が満載!
個人的に興味深かったのは、アダプトBB等に採用されている自動シューレーシングシステム、E.A.R.L のコンセプトについてです。
靴紐をしっかりと結んだ状態だと足に血が効率よく巡らず、着用者のパフォーマンスが落ちてしまうんだとか。しかし、たとえばバスケットボールのフリースローラインに立つ際に靴紐が緩み、ゲーム再開時に素早く締め直すようなことが可能であればその問題を解決できるというもの。
近い将来達成されそうですよね。
この作品を見たあとは、ティンカーハットフィールドがデザインしたスニーカーを履きたくなること間違いなしです。
アメリカ先住民をルーツを持つ高校生たちのバスケットボールドキュメンタリー「BASKETBALL OR NOTHING」
アリゾナ州のとある高校のバスケ部を舞台に繰り広げられる青春ドキュメンタリー
続いてはアリゾナ州にあるチンリー高校のバスケットボールチームを追ったドキュメンタリーです。選手たちは実績のあるコーチと共に州大会優勝を目指します。
日本でいうところの部活に打ち込む少年たちを追いかけた青春ドキュメンタリーなのですが、高校生たちの生活環境と背負っているものが我々が考えるそれとは異なります。
チンリー高校はアメリカ先住民であるナバホ族の血を受け継ぐ人々が暮らすエリアにあります。我々が旅行で行くLAやニューヨークのような場所ではなく、広大な荒野とお世辞にも豊かとは言えない暮らしを行う人々が生活している場所です。
ある選手は家族を助けるためにバスケをしていると言います。バスケでいい成績を残せば大学に学費免除で入学することができます。
そこで更に勉強をして良い仕事に就くことを目標としているとのこと。バスケでの入学が難しいとなった場合、学費は捻出できず、その道は絶たれます。
こういうところが現地の選手のハングリー精神に繋がっているのかもしれませんね。
あのころの自分と作中の彼らをダブらせて観るのが乙
練習シーンや試合の雰囲気を見ていると自分の学生時代の部活の思い出がよみがえってきます。作中の選手のように上手ではなかったし、日本との環境の違いはあるものの、十数年前のただただ純粋にバスケをしていたころを思い出して心が洗われます。
録画された作品とはわかっているのですが、試合を経る度に成長するチームを応援せずにはいられません。
史上最高のダンカーと名高いビンスカーターがトロントの街に残してくれたもの 「THE CARTER EFFECT」
全盛期のビンスカーターを知られざるドラマと共に
マイケルジョーダン以外にもネットフリックスのドキュメンタリーを通じて見ることができるNBA選手がいます。
史上最高のスラムダンカーの一人として知られるビンスカーターです。
タイトルは「カーターエフェクト」といいます。
彼のルーキーシーズンはアメリカではなく、カナダのトロント・ラプターズというチームでキャリアがスタートしました。同チームは1995年にアイスホッケーの国として知られるカナダの新興チームとして発足しています。
作中では弱小だった同球団がビンスカーターの華やかなプレーと活躍によって勝利を重ね、人気チームとなっていく様子が描かれます。
チームだけでなく、トロントの街の姿にまで影響を与えた男
ビンスカーターの活躍と、チームの成績の上昇に伴って、トロントの街の様子も変わっていったそうな。
公園にはバスケができるコートが整備され、ナイトクラブがオープン。
また、スニーカーストアの店舗数も増えていったと言われています。
ビンスカーターと言えば1998年のデビューし、スラムダンクコンテスト優勝、通算8回のオールスター選出、オリンピック優勝を経て、現役最年長(43歳)プレーヤーとして19-20シーズンを最後にそのキャリアを終了しました。
本来ならば盛大な引退セレモニーがあったはずですが、昨今の状況によりNBAのシーズンが中断してしまい、ひっそりとそのキャリアを終えることとなりました。
今となっては18-19シーズンのリーグ覇者にまで上り詰めたラプターズですが、不遇の時代を含めた歴史を知ることができるこのドキュメンタリーはラプターズファンだけでなく、全てのNBAファン必見の作品と言えるのではないでしょうか。
刑務所にあるバスケットボールチーム!?しかもめちゃめちゃレベル高いです。「Q Ball」
今回紹介した作品の中で最もハードコア
最後にご紹介するのはカリフォルニア州のサンクエンティン刑務所のバスケットボールチームを追いかけたノンフィクション作品です。
アメリカの刑務所と聞くと、映画で見るような極悪人が集まり、殺人や脱獄が頻繁に起こるようなイメージをしている方が多いと思います。
半分は正解だと思います。
作中でも正に集団リンチが行われているシーンや、過去に囚人同士による殺人事件があったことが語られています。ただ、この作品の主な登場人物は極悪人というよりは、それぞれの複雑な事情によって犯罪に手を染めてしまった人たち、という印象です。
どうして刑務所に入らなければならなかったのか
そもそも刑務所にバスケットボールチームがあること自体が驚きなのですが、もともとこの刑務所は更生プログラムの一環としてのチームスポーツに力を入れているらしいです。
中でもバスケットボールチームについてはNBAチームのゴールデンステート・ウォリアーズとの提携をしており、その名も刑務所の名前をとって、サンクエンティン・ウォリアーズです。
その上プレーの質がめちゃくちゃ高いです。
アリウープやるわ、スリーもばんばん決めるわ、ハンドルもすごいわで、彼らが囚人であることを忘れてしまうほど。
それもそのはず、そのうちの一人の選手は本来であればNCAAディビジョン1でプレーするレベルの選手だったそうです。
そんな選手がなぜ刑務所に行かなければならなかったのか、出所後にどのような人生を送るのかを作品を通じて確認していただければと思います。
まとめ
今回、気が付けば全てノンフィクション作品が揃ってしまいました。完全に私の趣味です。
中にはネガティブな内容を含んだ作品もありますが、総じて言えるのは観終わった後に体に活力がみなぎってくるということです。
明るいニュースがなく、ついつい後ろ向きな感情になってしまいがちな状況ですが、今回紹介させていただいた作品を観ていただきつつ、明るく前向きな気持ちになっていただけたら幸いです。
最後までお読みいただいた皆様、ありがとうございました。
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