第二回 海外で購入したスニーカー ~adidas ZX TORSION PACKER “Mega Violet”編~

第二回 海外で購入したスニーカー  ~adidas ZX TORSION PACKER “Mega Violet”編~

第二回はadidasに認定された世界でも限られたショップのみが取り扱うことができるadidas consortium(アディダス コンソーシアム)ラインより、ZX TORSION PACKER “Mega Violet”(ZXトルションパッカー メガバイオレット)についてご紹介。
先日公開した記念すべき第一回目は予想通りの反響の少なさでした。興味のある方は下記リンクよりどうぞ。

ZX TORSION PACKERはこんなスニーカー

あんまり世の中のスニーカー好きの方から注目されていないadidas consortiumですが、私自身は結構好きで、同ラインの商品を数足所持しています。なので頑張ってレビューしてみなさんのハートをもぎ取りに行こうと思います。

ZX TORSIONとPACKERについて

adidasの歴史を語るうえで避けて通ることができないシリーズ、「ZX」は1984年より続くランニングシューズの系譜を指しています。現在も復刻モデルを中心にストリートでの人気を博しており、「ZX750」、「ZX8000」といった形で「ZX」の後ろに数字が並ぶモデル名が特徴です。

こちらは実家に眠る大昔に買ったZX8000です。

なので今回のZX TORSIONについてもモデル名の「ZX」とそのクラシックな外観から、シリーズの復刻モデルなのかなと思ってました。しかし、実際にはZXのDNAを受け継ぎつつ、現代の最新機能を搭載した全く新しいモデルでした。

それを象徴するのがミッドソールに搭載された隠しブーストフォーム(adidasのオフィシャルページに”hidden BOOST”と記載があったのを発見してい思わずニヤリ)です。

アウトソール側から隠しブーストフォーム(白い箇所)が確認できます。アーチ部にはトルションも鎮座。

一方のコラボ先のPACKER(パッカー)ですが、なんと1907年創業のニューヨークの老舗履物店をルーツに持つスニーカーショップなんです。現在は世界中のスニーカーファンが訪れるショップを2店舗、アメリカのニュージャージー州に構えています。

https://packershoes.com/

デザインの背景について

今回のコラボモデルのデザインにあたりデザインソースとなっているのがニュージャージー州の州花であるViolet(スミレ)なのですが、その背景にはちょっとストーリーがあります。というのも”Mega Violet”が発売される以前に別のVioletモデルを販売していたんです。それがこちらのZX9000 “Meadow Violet”。

画像引用元:packershoes.com

そして今回私が購入したZX TORSION PACKER “Mega Violet”がこちら

画像引用元:packershoes.com

いずれもPackerのオフィシャルサイトから拝借した画像なのですが、非常に対照的なビジュアルです。

それもそのはず、第一作目にあたる”Meadow Violet”が自然の強さと美しさをナチュラルなトーンで表現している一方で、二作目の”Mega Violet”はそれらが汚染された副産物に変化した状態を、薄暗い攻撃的な色合いで表しています。

詳細画像

ではここからは画像を中心にお楽しみください。

通常のconsortium仕様のBOX。写真には写っていませんが、この外側に更に箱全体を覆うスリーブが付属しており、箱本体の汚れを防いでくれます。

サイドです。つま先とヒールのオーバーレイは毛足の長さが異なるスエードを使用。

サイド内側です。スリーストライプはなし。内側のオーバーレイは全て毛足の長いスエードで統一。土踏まずの上あたりにはリフレクターのパイピングが走っています。地下鉄に乗ってるときにキラキラしてたから何かなーと思ったらそれでした。

アウトソールです。全体的にがっしりとしたつくりで耐久性もよさそうです。クッションもブースト搭載ということで、がしがし履きたくなるスペックです。

スリーストライプはかかと側からつま先に向かって淡い色になっていくグラデーション仕様です。ちなみにつま先の黒いスエードのパーツの淵に走っているのもリフレクターのパイピングです。地味に気に入っているポイント。

ぴょこっと出たヒールタブはこちらのPackerコラボのみに搭載される仕様です。

右足インソールです。美しくナチュラルなMeadow Violetがケミカルな気味の悪いMega Violetに変化してしまっていることを表現しているのでしょうか。

こちらは左足。しかしアディダスのインソールって購入時は全然きちんと靴内に収まっていないこと多くないですか?

履くとこんなかんじ。部屋の照明がかなり黄色っぽいのでかなり違った印象に思えます。つま先やミッドフットのメッシュ部にもパディングがこんもり入っており、足がふんわりと守られている感覚。耐久性にも寄与しているかと。

まとめ

ZXシリーズを踏襲するデザイン、異素材を使い分ける凝った作り、がっしりとした剛性、ブーストのクッショニングに加え、実は先日のブラックフライデーの際に国内定価の半額ほどで購入できたんです。今後頻繁に活躍の機会がありそうな、非常に満足度の高いスニーカーとなりました。

サイジングについては他のZXシリーズと近い印象。私の場合右足小指付け根あたりとオーバーレイの縫い目の接触が多少気になるものの、大した問題ではなさそうです。

最後までお読みいただいた皆様ありがとうございました。

◇画像の話

トップ画像ではないのですが、文中の着用画像はローカルが集まるカフェで撮影。お客さんの年齢が比較的高いことと、ス○バみたいに四六時中人がいっぱいってこともないのでIELTSの勉強の際も頻繁に使わせていただきました。いつかブログで紹介できればと思います。